春にして君を離れ
5月に入り、初夏の日差しの毎日です。
今日は業務から離れて最近読んだ本のお話。
2か月くらい前に、仲間由紀江さん主演でアガサ・クリスティ原作の『そして、誰もいなくなった』のドラマが放送されいました。
これをきっかけに、たまにはまだ読んでいないアガサ・クリスティの本でも読んでみようかな、と言うことでアマゾンで購入。
解説にはロマンティックサスペンス、とありますが、殺人は一切出てきませんでした。
主人公の女性が、偶然発生した暇な時間に、今までの夫婦関係や親子関係を見つめなおすお話。
ある意味、人間の複雑な深層心理や人間関係の方が、殺人事件よりもよほどサスペンスかもしれません。
40代以上の女性ならば、多少の共感と多少の苛立ちと多少の反省を感じずにはいられないんじゃないかな、と私は思いました。
ちょっと立ち止まって自分を顧みるには、ちょうど良い本だと思います。